はく離泡とは?

■はく離泡とは?
 
 
 はく離泡という表現があります.
 
 例えば,翼前縁で流れがはく離すると,そこで渦が発生します.
 いわゆる,はく離渦と表現されますね.
 
 そのはく離渦は,流れていってまた翼表面に再付着します.
 
 流れは基本的に非定常ですので,はく離渦の大小や再付着点も時間的に変化
 するわけです.
 
 それを時間的に変わらない状態で観察しよう,ということで時間平均をとり
 ます.すると,下図のように表現できますね.




 赤と青色の線が流線になります.赤色の流線は境界層を表現しており,例え
 ば,主流の99%の流速を示す位置となります.
 
 このような境界層厚さの定義は,主流の99%のほかに排除厚さや運動量厚
 さの定義があります.
 
 この赤い色の流線をはく離線とか,分離流線と呼ぶこともあります.
 
 
 さて,赤色の内側,薄いピンクに塗りつぶした領域がありますね.
 
 これは,境界層がはく離した内側の領域です.流れが遅く,平均流は渦を巻
 いている部分です.
 
 この領域が ”はく離泡” と呼ばれることがあるのです.
 

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