乱流と空力音

■ 乱流と空力音
 
 
 流れの状態を大きく分けると,層流と乱流に分けられます.
 
 空力音に関する文献を見ると,”乱流が音源となる”といった類の表現が
 散見されます.
 
 乱流とは何でしょうか?
 
 乱流とは・・・乱れた流れ・・・層流以外の流れの状態を全て乱流と呼んで
 います.
 
 乱流とは・・・すなわち・・・渦です.
 渦とは,流体要素が自転している状態です.目に見える大きな渦とは定義が
 違います.
 
 コーヒーカップの中でクリームがきれいに渦を巻くとき,それは層流渦です.
 自転運動はしていないので,流体力学的な渦とは違います.
 
 
 流れが乱れたところは,そこで必ず流れが自転運動をしています.つまり,
 流体力学的な渦が存在するわけです.
 
 そのような渦が集まって乱流という流れの状態を形成しています.
 
 性質の同じ渦は寄り集まって一つの大きな乱流渦を形成します.
 
 例えば,レイノルズ数2000以上の円柱の後方に形成される渦列がそう
 です.この渦列はカルマンの渦列とは似て非なるものです.
 (詳しくは ■音を誘起する渦 を参照ください.)
 
 

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