門柱の空力騒音



こういう門柱からも騒音がでます.
ブ〜ン! とか ボォ〜 とか

そういうのも,エオリアントーンですね.
エオリアントーンというのは,

角柱や円柱の後流に発生する渦列が,その表面に圧力変動を発生させて
騒音になるというメカニズムであると考えられています.

でも,こう言うと,こんな方がいます.


 「そうか,これさ,柱が並んでるからいけないんだろ?」
・・・いえ,そういうわけじゃないです.

 「この柱が弱くて振動するんだろ!強度あげればいいんだろ!」
・・・いえ,空力騒音だから機械的な振動はしてません.

 「・・・わかんないなぁ?わかるように説明してよ.」
・・・いや,そんな強度系の知識だけじゃ無理です.

といいたくなるんですが,こういう説明はいかがでしょうか?

台風がくると強い風が吹きますよね.渦というのは小さな台風のようなものです.
小さいけど回転力が強いので風を周囲に引き起こします.その風が角柱の表面に
ぶつかると,角柱を押しますよね.つまり,圧力が発生します.

そして,渦が流れとともに遠ざかって行くと,その圧力も弱くなってゆきます.
でも,渦は次々に発生するので”圧力が発生しては弱くなり発生しては弱くなり”
を繰り返します.

すなわち,角柱の表面に時間的に変化する圧力(=圧力変動)が生まれます.
この圧力変動が周囲に伝播して,私たちの耳には騒音として聞こえるんです.

ですから,柱はどこも振動していないし,強度も関係ないです.
もしも,共振していれば関係します.

(と,こんな感じでいかがでしょう.)

▼追記

 さて,そんなこんなエオリアントーンが発生しないようにしたいというニーズがあると思います.
 こういう門柱や,あるいはベランダの手すりなど,ニーズがあるんじゃないでしょうか?

 対策は,いくつか考えられます.方向としては,
 1.渦が発生しないようにする,2.発生がバラバラになるようにする.
 です.たとえば...

 具体策1. 角柱の場合,ねじった形状にする.円柱の場合,溝を追加(ディンプルとか)
 具体策2. 細い糸をスパイラルに巻きつけた形状にする.

などなど,あります.風洞を使えば簡単に確認できますので,お試しください.

  

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